サイコパスはきちんとした臨床診断のチェックリストが大事

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サイコパスはきちんとした臨床診断のチェックリストが大事

サイコパスとは

みなさんはサイコパスをご存じですか。元々は心理学用語でしたが、最近は一般的に使われるようになってきました。反社会的人格の精神病質者のことを言います。例えば、良心の欠如や嘘つき、冷淡、協調性がなく自尊心が強いといった特徴があります。人を人として扱わないようなところも見られ、罪悪感を感じないところもサイコパスの大きな特徴と言えるでしょう。

 

精神異常というよりは障がいと言う表現の方が適切かもしれません。架空の出来事を本当にあったことのように話し、いつの間にか嘘である事実もなくしてしまうところがあります。頭がよい人も多く、弁が立つので一般の人は巧みな話術に飲み込まれてしまう人も多いのです。

 

ですから、カルト集団の長として周囲の人を巻き込んで社会的問題になるケースも少なくありません。

 

どうやって判断するの?

見た目や偏見からサイコパスであると断定するのはよくありません。臨床診断に基づいたチェックリストで診断する必要があります。個別診断や面接を3時間近くかけて行います。

 

チェックリストの項目に該当する点数が高ければ、サイコパスである可能性は高くなりますが、この項目は素人が判断すべきではなく、専門家があらゆる角度から診断する必要があるので高い訓練技術が求められるのです。

 

チェックリストは一般的なことなので、誰でもあてはまってしまうような傾向にあります。自己判断でサイコパスであると決めつけてしまってはいけません。また性別からみると、女性より男性に多く見られる傾向にあります。社会的問題を引き起こすことが多いので偏見の目で見られてしまいがちですが、必ずしも全員が反社会的行動をとるとは言えないのです。

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