サイコパスチェックに使える質問はある？

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現在インターネット上には「サイコパスかどうかをチェックします」などのようなサイトが多くあります。

そこではいくつかの質問に答えていくだけでサイコパスかどうかのチェックが出来るとされているのですが、実際のところそうしたインターネット上の設問のおおよそは信用できないものだと思った方が良いでしょう。

特にたった一つの質問への解答だけで判断するなどのものはただのお遊び程度のものであり、言ってしまえば人類を四種類に分別しようとする血液型診断のような物に過ぎません。

そういったテストを受けて結果を聞かされて「自分の本質は反社会的な人間だ」と思う必要はまったくありませんし、また他人に対して質問をしてレッテル貼りをするなどもってのほかです。

ではサイコパスかどうかを診断するにはどうすればよいのかというと、一つ確実性が高いのがPCL-Rと呼ばれるテストです。

これは犯罪心理学者のロバート・D・ヘアという人物によって制作されたテストであり、全20項目に0～2点を割り振って診断をする物です。

ざっくりと言ってしまえばよく当てはまると感じた場合には2点、多少当てはまる場合は1点、当てはまらない場合は0点となり、この合計点数が30点を超えていた場合にはサイコパスの傾向が強い可能性があります。

ただこれも個人がお遊びで使って良いものではなく、正しい結果を得るにはしっかりとした臨床診断の知識が必要です。

これはかなり熟達した専門の学者でなくては利用できないとされるほどですから、一応PCL-Rが唯一の診断であるものの素人個人が使えるものではないと覚えておきましょう。