サイコパスに血液型との関連性はある?

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サイコパスに血液型との関連性はある?

サイコパスと血液型の関連性

現在のインターネットでは「サイコパスはB型に多い」といったことがまことしやかに言われています。

 

日本という国は世界的に見ても希有なレベルで血液型と性格・人格の関連性があるとする国ですから、こうした説が出るのは仕方の無いことかもしれません。

 

ただしかし、現実的なことを考えるとA型であろうとB型であろうと、こうした要素とサイコパスかどうかには何の関連も無いと言って良いでしょう。

 

B型に多いとする根拠としては「B型はマイペースで否定をされると意固地になりやすい」という特徴があり、これがサイコパスの性質と共通しているというものがありますが、それならばA型の「A型は嫌いな人間に対してとことん攻撃的になる」というのも共通点があるでしょう。

 

そもそも血液のタイプで性格や人格が決まるなど、医学的に見ると根拠の無いものなのですから、あまり信じ込むのも考えものです。

 

サイコパスと血液に関連性は無い

さて、もう一つサイコパスと血液型の関連性が無いことの根拠と出来るのは、そもそもこの症状が脳の機能障害によって生じるものであるということです。

 

一応男性ホルモンの分泌異常も原因ではないかと指摘されていますが、血液の流れや作用が関係しているとする説はほとんどありません。

 

またサイコパス患者の脳のスキャン画像を見ると一般的な人とは明らかに異なる特徴があるというのは既に明らかになっており、事実としてテストの結果との因果関係も、その道の専門家によって立証されています。

 

専門家がほぼ立証できておらず、占い師を自称する人が言う程度の血液型診断とサイコパスの関係と比較すればどちらがより論理的かというのは一目瞭然でしょう。

 

何型かということで相手の性格などを判断してレッテル付けをするというのは日本人が非常に好むことですが、少なくともこうした精神病変を見ていく上では単なるノイズでしか無いのです。

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